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朝セブンの戦略にまんまとハマった
今日の朝、通勤途中にセブンイレブンに寄ったんですよ。
100円コーヒーを買おうと思ってレジに行くと、店員さんが
「プラス100円でモーニングセットでパンがつきますよー」と。
見るとレジ横のワゴン対象のパンが並べられていました。
128円のパンもあり、「合計で200円だったらお得だな」と思わず買ってしまいました。

自動ドアを出て思ったんですが、
「あ、俺、まんまとセブンイレブンのマーケティングにハマってるやんけー。」と(笑)
僕は自分のビジネスとしてマーケティングを使っているので、普段の何気ない日常から
「これってマーケティングってどう成り立ってるんだろう?」と考える癖が付いてます。
電車の中の広告だったり、お店のチラシだったり、テレビCMを見たり、どんな時も
この企業の意図は何かなぁという視点で見てます。
今回は僕がマーケターとして、セブンイレブンを例に出して、マーケティングの一部分を
簡単に説明しようと思います。
朝セブンをマーケティング的に考えると
まずは、大前提として、どんな企業も「商品を売って利益を得ている」わけですよね。
沢山のお客さんに来店してもらって商品が売れなければ経営が成り立ちません。
そのためにタレントを使ってCMを出したり、チラシを出したりといった戦略を立てます。
それもひとつのマーケティングなんですが、朝セブンに限って言えば
僕みたいに、本来で言えばコーヒーだけを買いに来ていたお客さんの売上単価100円を、
朝セブンを使うことで売上単価が倍の200円に上げることが出来たんです。
単純に倍って凄くないですか?
個店で言えばたった100円のプラスですが、セブンイレブン全体で考えれば全く違います。
現在全国で20,000店近くあるので、僕みたいな人が全国にそれぞれたった1人でもいれば、
セブンイレブン全体としては、100円×20,000=2,000,000円の売上増です!!
僕みたいな人は世の中に絶対に1人じゃないだろうから、そう考えると凄いですよね。
まぁこれは、セブンイレブンの店舗数があってこその話ですが、
要するに、マーケティングというのは、こういうモノの売り方だったり、
お客さんの集め方だったり、売上を上げる方法だったりを考えるということです。
あと、今回の僕のような行動をするお客さんて、実はあらかじめ予想されていたんです。
そこには2つのマーケティング手法が隠されていたんですよ。
フロントエンドとバックエンドが用意されていた
2つのマーケティング手法とは、
フロントエンドとバックエンドというものです。
世の中の全てのマーケティングにはこれが使われているんですよ。
フロントエンドとは
・お客さんに手に取ってもらいやすい商品
・利益度外視で安価なもの
・集客のための惹きつける商品
バックエンドとは
・より高単価なもの
・利益を取れるもの
・フロントエンド商品と関連するもの
ということです。
例えば、セブンイレブンの僕の例では、
100円コーヒーはフロントエンド商品なんですね。
別にこれで利益を取ろうなんて思っていない。
だけど、僕がパンを買うことで、本来だったら見込まなかった利益が生まれたわけです。
例えば、僕以外でも、100円コーヒーだけを買いに来た人が、店内を回っているうちに、
お菓子や飲み物を買ったり、タバコを買ったり、雑誌を買うこともありますよね。
100円コーヒーがフロントエンド商品としてお客さんを集めて、
バックエンド商品としてその他の商品で利益を取っているんですよね。
まぁ、正確にはマーケティング的には、朝セブン自体がフロントエンドで、
それで口コミやらCMも連動することによって、他のコンビニより優位性を持ちたいというのが狙いだと思いますが。
こういうのってすぐライバル会社も真似するんで、マーケティングは特に考えて早く世に出したもん勝ちですね。
だいたい100円コーヒー自体全てのコンビニでやってますしね・・・
マーケティングを活用している有名な事業
じゃぁ僕からクイズなんですが、
今までのセブンイレブンの観点から、次の様な事例を考えてみてください!
フロントエンドとバックエンドという見方をすると、
世の中の企業のマーケティングが分かって面白いですよー。
例えば、
・どうしてすき屋はあんなに安く牛丼を出せるのか?
・どうしてエステは無料体験なんてやっているのか?
・どうしてジャパネット高田の商品は安い上にオマケも沢山つくんだろう?
・どうしてスーパー玉出は1円セールが出来るんだろう?(大阪の人しか分からんかw)
この答えは動画の中でも説明したので、こちらも合わせて見てくださいね。
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