手ぶらバーベキューは肉屋のサイドビジネスだった

手ぶらバーベキューには仕組みがあった

 

休日に仲間10人でバーベキューをしてきました。

淀川の近く。

ちょうど天気も気温も程よい感じで気持ちよかったですねー。

 

今回は手ぶらバーベキューだったんですよ。

手ぶらバーベキューというのは、お肉屋さんが行っているサービスのことです。

 

で、このサービスを使ってみて凄く興味深かったんですよね。

 

それで、一応僕はマーケターとして、お客さん視点とお店視点で手ぶらバーベキューの

仕組みをお話ししようと思います。

 

手ぶらバーベキューとは

 

今回利用したサービスは、名前の通り、「手ぶらで行ける」

をキャッチフレーズにしたサービスです。

 

お肉屋さんのサービスで、事前予約すれば、人数分のお肉はもちろん、

テントや炭火、テーブル、椅子やクーラーボックスなど、全て用意してくれます。

もちろん場所も確保してくれているので、早く行って場所取りも不要。

開始時間に集合すれば、もう火がついた状態ですぐにスタートできるというものです。

 

お肉屋さんのお肉なので、メインの食事の質も良い。

何より買い出しや場所取りが必要なく、重い荷物を持って駐車場から歩くなんてことも

必要ありません。

 

終わったらもちろん片付けも不要。

ゴミの分別(ビン・缶・プラスチック)だけをして敷地内のゴミ捨て場に捨てるだけ。

残った機材やテントも全て時間が来たら片付けてくれます。

 

本当に手ぶらで行くだけなんですよね。

 

今回は11時から16時までのプラン。

飲み物だけはこだわりのあるメンバーだったのでw、プランに入れず持参。

 

それでもトータルで1人3,000円ほどでした。

安いですよねー。

お肉屋さんの観点から見ると?

 

このお肉屋さんの「手ぶらバーベキュー」は、

もちろんお肉屋さんのメインの仕事ではないです。

本業はお店でお肉を販売すること。

このサービスは、いわゆるサイドビジネス・副業としているわけですね。

 

この戦略が上手いなぁと。うまく考えられています。

 

というのも、お肉屋さんにとってお肉はメイン商材。

「手ぶらでバーベキュー」という価値を前面に打ち出しているけど、

このサービスに申し込めば、実はお肉を売るという目的はしっかりと果たしているわけです。

 

お客さん視点から見れば、お肉を買うことはメインではない。

お客さんは手ぶらで行けるバーベキューということにメリットを感じて申し込むんです。

・準備をしたくない

・片付けをしたくない

・安く済ましたい

・場所取りをしたくない

・美味しいものを食べたい

こういったお客さんのワガママを叶えるために、お店がサービスを生み出したんですね。

 

要するに、お店視点でいえば、お客さんに「手ぶらバーベキュー」という付加価値をつけることによって

メイン商材のお肉をしっかり販売できていることになります。

 

もちろん同時刻にお店も開店しているので、店員さんが僕達に接するのは最初と最後だけ。

開始時間に集金に顔を出し、終了時間に片付けに来るだけです。

おそらくその間、お店の通常業務をやっていたんでしょう。

 

だから、手ぶらバーベキューでわざわざ人員を増やさなくても、お店の業務と並行して出来るわけです。

余分な人件費も、このサービスを行う上で本業に支障が出ることも無いわけですね。

 

お客さんもお店もメリットが沢山あった

 

僕達は、「バーベキューは面倒だ・楽をしたい」という思いを

このサービスで解消できたわけだし、

お店側はお肉を売ることを叶えられたわけです。

しかも、完全事前予約制なので、お肉は必要な分だけ仕入れておけばよく、

リスクも無いわけですね。予約の段階で利益確定です。

 

僕達は以前同じ場所で、全て自分達で食材やら機材やらを準備して

バーベキューをしたことがありますが、初めて利用した感想としては、

「めっちゃ良かったね。また利用しよう!次はいつにする?」でした。

 

お店のサービスを気に入って、リピートすることが決まったんですね。

その時点でお店のサービスは一回切りではなく、既に次のリピート購入まで繋がったわけです。

 

僕達の「楽をしたい」という要望に完全に応えてくれた上に、

キャッチボール用のグローブやバトミントンのラケット、ストラックアウトなどの遊具も

無料で貸し出してくれたことから、僕達はお値段以上の価値を感じてしまったんですよ。

そういった付加価値が、次の購入に繋がったんですよね。

 

お店はとにかくサービス精神に溢れていたので、

「お肉を売りたい」という表面上の思いは全面に出さなくても、付加価値を与えることで

リピート購入まで繋げられる仕組みを作っていたんですよね。

 

なかなか面白いですよね!

これもマーケティングのひとつだなぁと思いました。

 

要するに、今自分が行っている事業と全く違うことをするわけではなく、

本業の業務から派生して作り出されてたもの、本業からより付加価値を付けたものを

違う商品として世に出すことによって、新たなお客さんが生まれたってことですね。

 

僕が感じたこのサービスの良さは、絶対に僕だけでは無いはず。

おそらく一度経験したグループは、また利用するでしょう。

バーベキューシーズンにこんなお客さんがどんどん増えると思うので、

このサービスを考えたお店は継続的に売上を伸ばすでしょうね。

 

出したお肉が美味しければ、今度はそのお店に行って買ってみようという意識も出ますし、

最終的には本業の売上も伸びる可能性があるということです。

 

うーん。

マーケティング視点で世の中の構造を考えると面白いですよね。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です